2016/04/20

単品通販は決済方法・決済手段が命!EC決済ソリューションの選び方

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ネットショップのサービス提供・拡張・サポートの一環として、切っても切り離せないのが、支払方法いわゆる「決済手段」や「決済ソリューション」です。

クレジットカードや代金引換に加えて、コンビニ後払い決済(コンビニ決済・コンビニ収納とも呼ばれる)、金融機関等で行う銀行振り込みなど、お客様が便利に買い物をできるように、複数の手段を用意します。

この決済手段、もしお客様が何気なく選ぶのに任せてしまっているとしたら、あなたのネットショップ・通販事業には利益をアップする余地が残っています。

なぜなら決済手段によって、「決済コスト」のほか「支払サイト=キャッシュフロー」や「リピート率、LTV」など、利益に影響を与える指標に大きな差が出ることが、データによって判明してきているからです。

そこで本日は、各決済手段のメリット・デメリットをご紹介致します。

顧客ニーズに応える決済ソリューションとは

まずは決済ソリューションについて解説したいと思います。

決済ショリューションとは、一般的には、決済に対する問題や課題を解決する為のサービス全般をさしています。多くの場合、決済ショリューションを提供する銀行や信販会社、そして、専門でサービスを提供しているPayPalなどに委託します。

よくある間違いとしては、膨大にあるクレジットカード会社と1社1社直接契約をする訳ではないことです。この裏話は新入社員が入ると「知らなかった!?」と不思議がられるのですが、実は色々な会社のカードが利用できるようにするためには「EC収納代行システム」等を提供している1社と契約することで色々な会社のクレジットカードが利用できるようになります。

EC収納代行システムによっては1社との契約でコンビニ決済や電子マネーまでも利用ができる包括したサービスを提供している企業もございます。

決済ソリューションの種類とその仕組み

netshop-settlement-1

続いて決算ショリューションの種類と仕組みについて解説します。ネットショップの定期購入で使う決済手段は

  • クレジットカード
  • 代金引換
  • NP後払
  • コンビニ決済
  • 銀行振込

以上の5つがTOP5です。

そして、銀行振込以外の方法では、先に述べた「EC収納代行システム」等の決済サービス事業者を経由して利用することが一般的です。

決済サービス事業者を経由する事により、利用者側の手間を省く事ができ、さらには複数の支払い方法を提供することで購入への安心感を持って取引をしていただけるというメリットがあります。

またネットショップ側のメリットとしてはセンシティブなクレジットカード情報や口座情報といった支払に関する個人情報をネットショップで保持せずに済むので情報流失のリスクを減らすことができます。

ネットショップ側で支払に関する個人情報を持ってしまうと流失防止のためにセキュリティ強化に取り組む業務や部門が必要になりますが、日々進化するセキュリティの強化にネットショップが取り組むのは極めて難しいです。
そのため決済に関わる情報はセキュリティ強化事業も日々行っている決済サービス事業者のサーバーに預けることで、セキュリティの高いサービスを利用することができます。

各決済ソリューションのユーザー利用比率

次に各決済ショリューションごとのユーザー理由比率について紹介します

総務省が平成26年に発表したデータによると、

  • クレジットカード→64%
  • 代金引換→40%
  • コンビニ決済→36%
  • 銀行振込→27

となっており、最も利用率が高いのがクレジットカード、そして、2番目に多いのが代引き決済となっています。

上記の結果から、なるべく手間がかからない方法がやはり一般的な手法という事がわかると思います。

参照:http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/150717_1.pdf

最も決済コストが安いのは「クレジットカード」

次に決済コストの違いを比較します。決済コストは商品単価によって左右されますが、健康食品や化粧品のネット通販で一般的な商品単価5,000円と設定し、比較します。

比較結果は、以下のようになりました。

①<クレジットカード> 決済コスト比率:4.0%程度

商品価格に対して一定割合の手数料がかかります。

料率はカード会社やネットショップによって異なりますが『3.5%』程度を目安とし、さらにトランザクション費用@30円を加算し、合計で200円となりました。

②<NP後払い> 決済コスト比率:4.5%~9.0%程度

プランによって異なりますが、商品価格の『2.9%~5.0%』の手数料に加え、

請求書発行費用が注文1つにつきプラスで『80円~190円』かかる為、合計で250円程度~450円程度となります。

③<代金引換え> 決済コスト比率:6.5%程度~

運送業者によって変わってきますが、ヤマト・佐川で比較します。

商品ひとつにつき、以下の通りです。

  • ヤマト・・・『324円~432円』
  • 佐川・・・ 『324円~648円』

お気づきになった方もいるかもしれませんが、決済コスト比率は思った以上に高いです。
なので、あなたのネットショップで契約してる決済手段のコストを比較し、「何に誘導できたら、最もコストが下げられるのか?」と、確認するとよいでしょう。

キャッシュを最も早く回収するのは「NP後払い」

もちろん、決済手段の判断軸はコストだけではありません。

商品を販売しても、実際に入金されるまでは手元にお金はありませんから、キャッシュ・フローの面から、支払いサイトの早い手段を選ぶというのも一つの選択です。
それぞれ、順番にみていきましょう。

① <クレジットカード>

販売から入金まで、最短30日。最長では60日と、最も時間がかかります。

②<代金引換>

  • ヤマト運輸・・・5日~30日で入金が完了します。

着荷ベースで入金処理を行い、締め日は月1回~6回で選択することができます。

  • 佐川急便・・・4営業日~15営業日で入金が完了します。

こちらは代金受け取り後最短の締め日で入金処理を行うのですが、締め日は月1回~3回で選択できます。

※締め日や入金処理の頻度は、好きなプランに選ぶようにしてください。

③<NP後払い>

条件にもよりますが、最短5日と、最も短いです。

それぞれの決済方法を入金は早い順に並べると、
「NP後払い」→「代金引換え」→「クレジットカード」という結果になりました。

余談ですが創業初期の通販会社でもっと早く、確実に資金を回収したい、という場合には「郵便・銀行振り込み」という選択肢もあります。

お客様が希望する支払方法は「後払い」

お客様側からすると先払いの支払い方法には心配がつきものなので、商材等や顧客層を見極めた導入が必要になります。

下記のアンケートはお客様側が希望する決済のアンケート結果です。

 

<統計画像はクリックしていただくと拡大表示いたします>

決済-図1 決済-図2
TV等で化粧品通販会社との支払によるトラブルも紹介されていることから消費者側としても安心できる取引である後払いを希望している層が約7割となります。

対して下記図の左側は、「希望する支払方法が無い場合の調査データ」です。

なんと約75%の人がそのまま離脱してしまうという恐ろしい結果が。。。 

決済-図3決済-図4

更に不思議なデータが上記右側の「本当は利用したい決済方法」です。
実はお客様も「ホンネ」はクレジットカードを利用したいというデータです。

最後にご紹介する下記のデータは、「カードを利用しない理由」です。
やはり一番の理由は、クレジットカード情報を預けることへの不安が調査データからも見て取れます。

決済-図5

また単品通販の場合は商品を使用してみないと相性や効果が不明な中では入力に手間のかかるクレジットカードの入力が面倒と思われたりすることが考えられます。

リピート率が最も良い支払方法は「クレジットカード」

最新新の当社グループ調べによると、化粧品・健康食品など10社程度の定期顧客のデータから平均継続回数を「代金引換」「NP後払い」「クレジットカード」の3種から比較するとクレジットカードの平均継続回数が最も優れているという結果が表れました。

決済-図6

なぜ、クレジットカードの継続率が良いのでしょうか?

それは、「事前決済」が大きな理由です。
「事前決済」によって到着時の支払いが無く、宅配BOXでの受け取りも可能になり、心理的負担も少ないことでリピート率が上がる傾向があります。

まとめ:定期通販の成功には決済手段の選び方が欠かせない!

ここまで、「決済コスト」と「支払いサイト」の2軸とその裏付けとなるデータで決済手段を比較しましたが、それぞれの決済方法にメリット・デメリットがあることがご理解いただけたと思います。

多くのネットショップでは、リピート率や決済コストからクレジットカードを優先しがちですが、ある健康食品のネットショップでは、立ち上げ間もない頃は、早く入金してもらうために、代金引換を優先的に案内しておりました。

このように、あなたのネットショップでは何を優先するか?によって最適な決済手段は変わってきますので、改めて決済手段を見直してはいかがでしょうか?

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