2016/09/06

【物流KPI】抑えておきたい1配送あたりの物流コスト最適化

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

多くの人は何をKPIとして改善すれば良いかわからない、というケースが多いですが、物流KPIを把握することで物流コストの最適化を図る事ができますので、今回は重要視しておくべき、物流KPIについて記したいと思います。

今回ご紹介したいKPIはみなさんが最も考えている「1配送あたりの物流コストの最適化」です。1配送あたりの物流コストを把握することの大切さと内容の深掘りまで行っていきます。

本記事の閲覧によって、自社で行うべき物流KPIの設定、業務プロセス改善目標、品質改善目標が導き出す参考にしていただければと思います。

物流KPIを管理している企業は1割以下

logistics-kpi1_1

通販企業の多くは、物流費用を下げたい、と考えていると思います。
物流費用を下げる為に具体的に目標値を設定して、管理、改善をしていますか?

という質問には多くの会社は「NO」といいます。
実は、物流KPI(Key Performance Indicator)を管理している企業は、市場の約1割以下と言われております。

物流費用を下げたい、という方は多くいるのに、物流費用を下げる為の対策が交渉のみになっているケースは多いのではないでしょうか。少しづつ改善することの掛けあわせで大きな削減ができます。

1配送あたりの物流コストを把握する

1配送あたりの物流コストをまず把握されていますか?という質問にも答えることの出来ない方は要注意です。

また、1配送あたりの物流コストを把握されていますか?という質問に「運賃価格」だけを述べる方も要注意です。

製品を消費者まで配送するのに保管、管理、梱包、ピッキング、発送 を行うにあたり様々な費用が発生します。

この「全ての費用の合計金額÷出荷件数=1配送あたりの物流コスト」になります。

1配送あたりの物流コスト最適化には分類化が◎

では、1配送あたりの物流コストを最適化する為には、どのようにすればよいでしょうか?

物流コストを分類化してそれぞれの分類ごとにKPIを定めるのが、非常に良いです。
(商品点数や同梱物点数によって様々な為、自社で分類化し、数値化し、毎月目標設定すると改善できると思います)

分類としては下記が良いでしょう、

  • 配送費用
  • 作業費用
  • 資材
  • 保管・管理費用・業務委託費用

以上の4つからKPI管理をされるのが、良いと思います。

では、4つ毎のKPIの管理すべき理由と対策方法について記載をしていきます。

配送費用を抑えるコツ

logistics-kpi1_2

配送費用とは、送料や返品時に発生する着払い運賃や商品輸送費 などが該当します。

以外と配送費用は、送料にこだわられる方が多いですが、その他にも費用は発生します。

全国一律運賃ではない場合は各当道府県毎の配送割合を把握することで大きくコストの見直しが可能です。

メインエリアの近くに物流拠点を構えることで運賃費用を抑えることが可能です。

また、物流拠点をメイン配送地域の近くにすることで返品着払い運賃の費用を抑えることができます。

商品輸送費を把握することで、1回の輸送量のボリュームを大きくしたり輸送手段を変更したりすることで輸送費用を抑えることができます。

また在庫の分散を行い、2拠点配送を実現されている企業様は最近増えてきました。

2拠点配送にすると配送費用を更に抑えることができ、配送スピードも向上することができる為、消費者満足度も高めることができますので、在庫分散をされたい方がいらっしゃれば、ぜひお問い合わせ下さい。

作業費用を抑えるコツ

作業費用とは、商品を発送するのに発生する作業費用になります。

作業費用を最適化する方法は、色々ありますが、作業費用の詳細を把握し、改善していくことがおすすめです。

例えばですが、

・ピッキング費用が増加=商品まとめ売りなどのピック費用が増えるのは仕方ないのですが、同梱物費用が増による費用に関しては、例えばですが、出荷全てを外部倉庫に委託するのではなく、ある程度自社でPP袋へ同梱を行ったり、作業会社へ委託したりすることで、費用を抑える事ができます。

・梱包費用が増えている場合は、梱包時間を把握し、ワンタッチ式段ボールに変更することで、作業時間を短縮し、作業コストを低下したりなど、様々な方法があります。

・作業軽減を行うために明細書と払込用紙を一体型にすることで作業効率をあげ、作業費用を抑えたりすることができま
す。

上記は様々な方法がありますが、まずは現場へ足を運び、効率化をする為に発送代行会社と一緒に考えることで、作業効率を上げ、費用を下げることが可能になります。

コストを細分化すると改善策が見える

皆様が気になる「保管・資材」に関しては、来月の記事でアップ致します。
(2016.10.4 後編の記事を公開 致しました。)

保管に関しては最適な在庫発注点を把握する為の計算ロジックについて書きたいと思います。

以上、物流費用を細分化することでそれぞれの費用を最適化することで今すぐにでも費用を最適化する事ができる為、ぜひチャレンジして下さい。

また、弊社では、約200社以上の通販企業様に対して物流支援をしておりましてそれぞれの費用を最適化する為の支援も行う事ができる為、ぜひ気軽にご相談下さいませ。

 

資材費用を最適にする方法

logistics-kpi2_1

資材費用を下げる方法は多くありますが、下げることだけが目的になると全体最適ができない、というケースがありますので、ご注意下さい。

全体最適を行なう上で、下記点を網羅しておく必要性があります。

1)作業効率性の向上/作業ミスの削減
2)在庫保管効率の向上  を考える必要性があります。

それでは、以下にそれぞれをなぜ網羅する必要性があるのか、についてご説明致します。
1)作業効率性の向上/作業ミスの削減
資材費用を下げることばかり意識すると、ワンタッチ式の段ボールからみかん箱の段ボールに変えることで、作業効率は悪化します。

また、テープ代が増えたりしますので、段ボール費用は下がったものの、物流コストが向上する可能性がある為、注意が必要です。
2)在庫保管効率の向上
logistics-kpi2_2a

ー資材の形式により、保管効率が大きく異なったります。それを考慮した上で、在庫を発注するのが、良いです。

効率化の方法に関しては、下記に同時に記していきたいと思いますが、形式の変更を行う際は、1パレット(上記の画像のような荷物を載せるための荷役台)に対して何枚の段ボールを使用するのか、を考えて発注するのが良いでしょう、その点をふまえ、下記の資材のコスト削減を行なう方法について記したいと思います。

 

資材のコスト削減テクニックを公開!

logistics-kpi2_3

資材費用のコスト削減の事例について記したいと思います。

①資材のコスト削減を行なうときに→製造工場場所を把握するべきです。
1枚あたりが安価な為、製造工場が遠いと高くなる可能性があります。
その為、製造工場を近場にすることで安価で輸送し、資材費用を抑えることができます。

実際に弊社のお客様で段ボール費は変わらなかったのですが、拠点を近場におくことで、輸送費用を抑えることができ、1枚あたり3円ほど安価になったケースも多々あります。

②資材のコスト削減を行なうときに、総合的に判断するべきです。
資材コストの削減を図る際に最も高い費用のみを削減することがありますが、発送に必要な梱包物を全て把握した上で、最適化することでコストの削減を図ることができます。

例えば、弊社のお客様で今までは、商品にプチプチを巻き、発送用封筒に入れたりしていますが、トータルコストで見るとプチプチ封筒にすることで、5~10円安くなるケースもありました。また、作業効率も向上する為、作業費用を安くすることができます。

③適正サイズを発注する
段ボールの適正サイズが発注出来ていないことによって無駄な費用が発生しています。

実際にまとめ売りなどを行っている企業様によく見受けられます。
3個まとめ買いを促進しているので、3個入るサイズで段ボールを発注するケースがありますが、蓋を空けてみると、3個まとめ買いの方はほとんどおりません。

単純計算、段ボールの使用面積は3倍ですからコストも上がります。
実際の自社の製品サイズを把握し、最適なサイズを発注することでコストの削減を図ることができます。

保管費用を抑えるコツは複数拠点化!?

logistics-kpi_map2

 

最適な保管場所を発見するについて本日はご紹介したいと思います。
商品の保管、発送を1つにした方がコストが安いケースもありますが、複数の拠点を設けた方が安いケースも往々にあります。

私も多くの倉庫、発送代行会社を拝見してきましたが、保管に得意な会社も発送に得意な会社もあります。発送拠点の近くに倉庫拠点を設けることで安くなります。
複数拠点を持つことの管理の手間はありますが、在庫のリスクヘッジが出来るなどメリットは多くあります。

在庫を複数保持することの手間などは弊社の発送代行サービス「リピロジ」 なら解決する事ができますので、ぜひご相談下さい。

また、弊社のシステムで、保管費用を最適化する為に最適発注タイミングを現在開発中の為、ぜひご興味がある方はご相談下さいませ。

まとめ:物流KPIは細分化して最適化を図る!

物流のコスト削減という大きなテーマではなく、自社のコストを細分化することで全体の最適化を図ることができ、顧客満足度が向上したり、総合的なコスト削減を可能とします。

本日お話した最適な資材会社をご紹介することも出来ますので、ご相談下さい。

 

おまけ:物流KPIを勉強するのにオススメの本・書籍

今回は物流コストの最適化するには物流コストの細かく分類し、分類された項目毎にKPIを設定することが重要になってくると記事内でご紹介しました。

そんな物流コストの計数管理、KPI管理をする時に必要な知識が詰め込まれている書籍を1冊ご紹介します。

物流コストの計数管理/KPI管理ポケットブック

logistics-kpi1‐book

 

本書では物流企業や荷主企業という視点から物流コストに役に立つ計数やKPIを抽出し、現場で使いこなせるようにわかりやすくにまとめられています。

第1章では物流コストにおけるKPIの基本の部分を解説しており、最終章ではKPI管理を用いた物流コスト削減事例なども紹介されています。

基本的なところからケーススタディで削減事例も紹介されているので、各KPIを設定したがその数値をどのように分析すれば良いのかわからない方や、そもそもKPIって何?という初心者の方にもオススメの1冊となっています。

ぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

オススメ情報!

【リピロジ】配送コスト

関連記事

コメントを残す

*