2018/04/10

倉庫の生産性を上げる男たちの挑戦~クラウドロジ新ハンディ開発秘話~

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こんにちは、スタークスの菊川です。

今回はクラウドロジの提携先倉庫で使用する新ハンディを開発した、ロジスティクス・マネジメントチームの小池と開発チームの藤田にインタビューしてきました。

クラウドロジは定期通販企業様だけではなく、提携先の倉庫会社様もご利用になるサービスです。そのことからクラウドロジ事業部では、定期通販企業様に向き合うチームと同様、提携先倉庫会社様に向き合うチームも存在します。

その中心的人物が、今回話しを伺った小池と藤田です。

そんな二人になぜ新ハンディを開発する必要があったのか。そして、開発することで倉庫さんやお客様、エンドユーザーにどのような効果があるのか。アプリ開発への思いや開発の紆余曲折などを思い出して頂きながら話を伺ってきました。

 倉庫会社の生産性向上に向けたアプリ開発

―― 今日は宜しくお願いします。まず、それぞれ自己紹介含めお願い致します

小池 クラウドロジ事業部ロジスティクス・マネジメントチームの小池です。やっている事としては、今の提携倉庫さんの業務効率の改善であったり、品質の担保であったりというところ。

あとは今回の話で言うと、新しいハンディについての提案や意見を色々と言わせて頂いたという口出しの人間です(笑)

藤田 開発チームの藤田でございます。開発チームに所属しています。

いまの新ハンディのアプリ開発は5ヶ月くらいやっていますね。他の方にも手伝って頂いたりもしているんですが、89割方は私が開発をしているという感じです。

―― なぜ今回、新型ハンディの開発をしようと思ったんですか?

小池 取りあえずアプリ化したいというのが第一前提にありました。重要視したのは、レスポンスの速度ですよね。

藤田 そうですね。

小池 まずはスピードを速くするために、ハンディを変えました。それでも結構レスポンスが遅いな、どうしよう?というところからスタートして、じゃあアプリを作るしかないよねという事で、藤田さんにお願いをしたっていう流れです。

―― レスポンスが遅いというのは倉庫さんの声ですか?

小池 自分が倉庫へ行った時に思った事ですね。ハンディ自体は何度か変えて試行錯誤したので、ある程度早くはなりました。

でも提携先倉庫会社さんが求めるのは、もっとスピードを上げたいということ。倉庫会社さんのお仕事って本当に時間勝負なんですよね。作業時間を1秒でも短くすることができれば、かなりのインパクトがある。だから、その要望を実現するためにブラウザではなくアプリを開発しようということになりました。そうする事によって何が良いんでしたっけ?(笑)

藤田 早くなること(笑)

小池 それ以外は?

藤田 そうする事で倉庫さんの生産性が上がりますし、さらには作業がスムーズに進む。今までのハンディだと梱包作業途中で止まってしまうことがあって、「エラーが出ています」という報告が倉庫さんから来ることもありましたよね。

小池 そうですね。

藤田 ただえさえ時間勝負なのに、梱包作業中にハンディが止まるなんて「困っています」っていうレベルではないですよね。ここは早急に解決しなければと思っていました。

 毎月10万枚の用紙と出力作業25時間を削減!?

―― 今回の新ハンディを出すにあたって、品質チームとして倉庫さんへの生産性の改善以外も要望はありましたか?

小池 単純に使いやすいと思ってほしい、というのが一番です。

藤田 そこは小池さんから強くお話を頂いた部分です。

小池 そもそも倉庫さんのご要望や自分の中で最適だ、と思った答えをブラウザで形にしています。だからそれを使って喜んでもらえたら良いな、というのは思っていますね。

藤田 僕としてはもちろん使いやすいものを、という気持ちは小池さんと一緒なんですけど、これから提携先倉庫さんが増えていくに従って、このアプリを使う倉庫さんがどんどん増えていく。そして、このハンディが扱う荷物の数も増えていく。となった時に、開発チーム側では、よりパフォーマンスを求められることがあると思うんです。

小池 そうですね。

藤田 アプリの中のこととか、実装の仕方であるとか。サーバーの機能の容量を増やすであるとか。そういった事にもちゃんとキャッチアップして対応を迅速にしていく事で、倉庫さんに迷惑をかけずに一緒にスケールしていきたいです。

―― お二人は、すでにピッキングリストのペーパーレス化を実現していますよね。ペーパーレス化はもともと倉庫さんの要望でしたか?

小池 そうですね。提携先倉庫会社さんからコスト削減したい!という話があって、じゃあピッキングリストを無くしましょう!というのが始まりでした。あと今のメインで使っているハンディが藤田さんに見てもらったらスペックがあまりよろしくない、みたいなこともあって。

藤田 いまの時代のWEBサイトは機能が多かったりして、やり取りをしているデータ量が増えているんです。見てみたら、今までのハンディのWEBベースもムダなデータのやり取りが多かったし、ハンディのスペックも怪しいものがありました。

小池 なるほど、やはりムダなやり取りが多かったんですね。

藤田 あったと思いますね。我々としては、本当に必要なデータだけやり取りをする。倉庫さんが作業するにあたって必要な情報だけ、つまり最小限のデータを送る設計にしています。

小池 そういう今のハンディを変えないといけないよね。から始まって、展示会に行ったら良い端末があった。そこからピッキングリストも無くして、それを使ってしまおうかという所から話がはじまりました。

ピッキングリストは1出荷につき、1枚か2枚は絶対に出るから、それを無くしていくという事は・・・10万件出荷するのであれば最低でも10万枚の削減は出来る訳です。

藤田 印刷する時間もバカにならないですよね。

小池 そう。早いプリンタを使っているけど、1分間に70枚くらいの印刷しかできないから、10万枚刷ったら

藤田 すごい時間かかりそう

小池 25時間くらい印刷時間を削減できます。

 試行錯誤の末にたどり着いた倉庫の生産性向上

―― ハンディについては最近ウェアラブル端末が流行りですよね。その中で検討してみて採用しなかった理由は何でしょうか?

小池 とにかく反応が遅かった。ピッキングリストを無くすって事で、レーザーで今まではバーコードをスキャンしていたのですが、レーザーの光を画面に当てると画面が消えてしまうからスキャンが出来ない。

そうなると、どうしてもカメラの精度が必要になってくる。そこでスピードが変わってきて、最終的に今のものになります。4台くらい試してやっとしっくり来ました。

―― 反応のスピード以外にこだわっていたことはありますか?

小池 早くしたいよねっていうのとピッキングリストを無くしたいよねっていうこと。あとは倉庫で働く方々の両手を使えるようにしたい。今までのハンディは絶対に片手で持ってないといけなくて、その分置いたり取ったりするとそれだけで1梱包当たり23秒かかる。

試行錯誤しながら手に付けたり、指に付けたりとか、最終的にぶら下げられるようにして、スキャンをしたら手が空くという状態に持ってきている。

絶対にスキャンをしないといけないから実際には1秒くらいしか縮まらないかもしれないけど、10万件あれば10万秒だからね。

―― 身に付けられるようになって、さらにアプリ開発をしたことでもっと早くなりますよね。今後の課題はどういった部分になりますか?

ハンディで出来る幅を増やしたいです。今までであれば検品だけだったと思いますが、それ以外のところでも使えるようにしていきたい。

検品以外でも使えれば他の作業が短縮されるという事になる。そうすれば別のことが出来るし、今は遅くまで倉庫の方も残っているというのが凄く問題だと思うから。

藤田 生産性ですね。

小池 他にもいろいろと仕事があるからね。そうすれば、もっと早く帰れるとか別の仕事に充てることが出来たりできるのかなと思います。

 作業時間短縮で得られる3つのメリット

―― 倉庫の生産性を上げることで、通販企業様にどのようなメリットや価値提供が出来ると考えていますか?

小池 作業時間が短縮されるので、それが縮まることで作業費が上がらなくなるよねっていうメリットが1つ。

もう1つはミスが無くなるんですよね。結局、作業時間を短縮することによって時間的な余裕から精神的な余裕に繋がると思うんですけど、それで慌てふためいたミスが無くなりますよね。

3つ目は、出荷量が増えたとしても対応できるというのがあると思いますね。1件当たりにかかる作業時間が短くなるので、量が増えても対応できますよっていう体制を整えていけるという所かなと思います。

 

―― 最後に定期通販ラボを見ている方に対して一言お願いします

小池 フルフィルメント全体をより良くして行けたら良いなと思っています。クラウドロジを使っているお客さんだけではなくて、作業をする側も含めて。

それを開発で作ってもらう事によって、倉庫さん側が楽になって、その先の配送会社はより効率的なお仕事をして頂きながら、お客さんにお届けすることができると思いますので、お見知りおきください。

藤田 そうですね。お店の商品がお客さんに届くまでには倉庫さんを経由するわけですからね。倉庫さんの作業効率がきちんと上がって、間違いがない使い易いシステムが入ることによって、お客さんのところに確実に早く荷物が届く。

そのためには、やっぱり通販企業様が実際に使うものではないけど、倉庫さんのサポートをするシステムであるという自覚をもって質を高めて提供していかないといけないと思っています。

――倉庫から全体をより良くしていくことが可能になりますね。本日はありがとうございました。

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